仙台オクトーバーフェス2日目

昨晩、増えた楽曲を頭に入れるため朝5時に起きて、自分で作った楽譜を見ながら音源を聞いて予習。
朝10時にロビーに集合だったのだけど、宿はジャニーズのコンサートを見に来ている若者(女子)で満室で、なかなかエレベーターに乗れない。エレベーターが来たと思ったら、満員なのでチューバを持って入るなどということはできない。非常階段も使えない。結果、15分も待ち合わせに遅れてしまった。
昼イチのステージを終えて、ふと、テキサスのルームメートのじろーちゃんのことを思い出した。そうだ、じろーちゃんは仙台に住んでるはず。

Facebookで連絡してみると「今晩、駅の近くでジャズフェスで演奏します」とのこと。時間をチェックすると、ちょうど2回目のステージが終わって、3回目のステージの合間だった。
片道1.2キロあるけど、これは見に行くしかないな。急ぎ足で駅の反対側へ行った。本当は演奏の前に声をかけて、自分のCDを渡したりして、それで帰ってこようと思ったのだけど、控室がどこか遠くにあるようで発見できなかった。
待っていると出演者が登場した。じろーちゃんの姿を見るのは数えてみたら実に18年ぶりだ。2004年の暮れに完全帰国しているから。

一緒に住んでいたときは、しょっちゅう家の中でジャムセッションしたりしたんだけど、その時の姿そのまま。演奏しながら目を閉じて他の奏者の音に集中して、スーパー丁寧な演奏。

女性ボーカリストさんが出てきたタイミングで時間切れ。係の方に事情を説明して、お土産を渡してもらう段取りをして、また急いで会場へと帰る。元気な姿を見れて泣きそうだ。街の景色も違って見える。

オクトーバーフェスの会場へ帰って3回目のステージ。これを終えた時点で21時。
これ以上、曲が増えることは無さそうでホッとする。

ぼくには、行かないといけない場所があるのだ。吹奏楽酒場宝島。ずっと前にチューバマンショーで仙台に来た時に、本番前に立ち寄ってずいぶん楽しかった思い出の場所。会場から歩いて1キロくらいの繁華街。客引きがたくさんいたけど、さすがにドイツの民族衣装を着てチューバを持っている人には近寄ってもこなかったな。

サインの後の「!」は、その後、ユーフォマンがハートに、チューバマンが星へと変わっている
まだ、当時のチラシが貼ってあった
あれどこだっけ?と、雑然とした店内を探すマスターちゃんと目的のものを発見できるからすごい。
2012年に見たときのメニュー。開店当時から継ぎ足しのタレみたい。

懐かしく、楽しいひと時を過ごして、宿へ帰る。これがまた2キロあったから、今日は6~7キロ歩いてるな。