ITEC2023@アリゾナ州立大学6/7 Day4

果たしてわたくしは、一度もウォームアップセッション行きませんでした!無理!

11時過ぎの昨日、共演したバーズビック氏のリサイタルから参戦!ここまでいろんなイベントがありましたが、満席、立ち見が出ているのは初めて見た。期待の高さが解ります。バーズビック氏登場とともに雄叫びのような歓声と拍手が。もうすごかったなこれ。ぼくはこういう風に純粋に音楽を楽しめているだろうか。

二人目登場してほどなくして、中座。そう、チューバマンショーはお昼のランチタイムの本番があるのです。屋外で!この大会を通して、屋外で演奏するのはわたしたちだけです。

はじめは他のグループ含め屋外での演奏がセットされていました。ところが途中で「天候が暑すぎるかもしれないので、夜の部分に詰め込むことにしました」みたいな連絡がきたので「外でもできますわョわたしたち」と、根性を見せたら、そのまま演奏の枠を残してくれたのです。

どこでやるんだろ?とウロウロしていたら、中庭にテントが設営されているのを発見。配信機材や記録用カメラをセッティングしていると、昨日、ノリノリで見てくれた学生さんが集まってきてくれた。

そして、ノーステキサス大学の学生さん2人も楽器を持って。もし良かったら一緒に数曲演奏してくれたら嬉しいんだけど。みたいにお誘いしていたのです。返事がなかったので、「あ、無視されちゃったかな」と思っていたのでとても嬉しかった。日本人が丁寧に返信する感覚とちょっと違いますわな。建物の中で開催されているコンサートが終わるのを待って演奏開始。なんか、こちらの方が本分みたいなものなので、昨日よりブリブリ吹くことができました。音を聞きつけて遠くから来てくれる人も。CDも全部売れました。

ノーステキサス大学の学生さんと一緒に演奏したのは、ぼくがチューババレンタインのために残してきた楽譜。まだ演奏してくれてるっていうので、これならリハーサルなしでいけるかなと。そんな思い出話なんかもしながら。終演して片づけていましたら、昨日、ジャズコンサートをしていたGailがどこからともなく表れて、暑いからあっちの建物の陰で聴いてたけど!とても良かったよ。あの曲のあのメロディが!みたいにフレンドリーに話しかけてきてくれて。サイコーの気分でした。

ジャパンの山口、九州の若者のグループ、海響ベーストライブの演奏を聴きに。ちょっと早く会場に入ると、リーダーの弘中くんが、MCの練習をしていて。こちら、丁寧に決まったことをおしゃべりするタイプです。ジャパン人のMCにもいろいろありましたね。チューバマンショーが唯一でたらめでストリート感がありました。良いのではないでしょうか。若い人にも「いろんな人がいるんですね」みたいに思ってもらえたのはないでしょうか。

曲も表情もさわやか!この中の数人が飛行機乗り遅れ事件になるとはこの時は誰も予想しておりません。
Origamiのみなさんと。岩満君は終始、忙しそうにしておりあまり出会わなかった。

4時ころ、まだイベントは続いていたけども、チューバマンとわたしは会場をあとにして、お土産屋さんへ。わたしたちには、アメリカからJAPANに絵葉書を出すという使命があるのです。うっかりもう郵便局の営業時間過ぎてます。ハガキはドラッグストアで買いました。切手は?どうやらドラッグストアで買えるみたい。いくら分必要?そんなことを、ちまちま調べて30分くらいかけて必要な分を購入。

ホテルに帰って、お手紙タイム。
その後、個人で来ている学生さんを誘って電動スクーターの会。グループで来ている人を誘うと迷惑かけちゃうので、個人行動している人だけ。「実は乗ってみたかったんです」と。そう。初めての外国でこういうことになかなか踏み出せないでしょう。しばらく、みんなで交代に乗って遊びました。

からの!まだ終わらなくて、ジャムセッションへ突入!20時から22時!ぼくはやっとセッションに参加できるので(デビューを果たしたので)張り切って会場に参りましたら、ホストのゲイルが困り顔で電話中。
どうやら、バックバンドがいないらしい。昨日までは22時~24時という設定だったので、時間を勘違いしているのではないかということ。

みんなでどうしようどうしよう。と困っていたところ、とある女性チューバ奏者さんが楽器をだして、ホレ!わたしが伴奏してあげるから、さっさと楽器をだしなさいこの腰抜けども!みたいな感じで楽器をブッカブカ吹き出しました。ジャズのひとではないということで、簡単なブルースみたいなものばかりだったけど、これで会場が明るくなりました。

そこへ「ごめん!ごめん!すまん!」みたいな感じでリズムセクションが登場。
予定を1時間後ろ倒しにしてジャムセッションが本格的に始まりました。

ごきげんのゲイルがステージのヘリに座り、みんなここに座れと。なぜかホーン隊が横並びになって。床にふんぞり返って演奏したらみんなそれを真似しだしたりして。踊りだしてケツ振りダンスしたり。さいっこーのジャムセッション。ジャズをぜんぜんやらない、学生さんも参加して。このゲイルの寛大さにホレた。参加した学生さんも嬉しそうで。

かくしてサイコーの夜となりました。さて、明日は4時半起きなのだけど、酒を買いに出るわたしたち。「蒸留酒だとアレだからワインくらいにしておこうか。」と、一応見せた、大人の分別。