iPad Pro 12.9導入顛末

去年から9.7インチのiPadで楽譜を見るようになって、その便利さに「もう後戻りできない」となっていたわけですが「やっぱりもうちょっと大きいものが欲しいなあ」と思うようになりました。チューバマンがぼくのより、ちょっと大きいもの持ってるんですよ。それを横目で見たりして。

それで半年くらい、いろいろな可能性を考えていましたが、結局、中古のiPad Proを買いました。

よし、バンドの楽譜なんか全部入れてしまおう。
ライブの後に、使ってる楽譜にサインしてプレゼントして、次のライブの時に無かったなんてことも、これでなくなるでしょう。

大画面のタブレットにして困ったこと。

今まで使っていたタブレットホルダーが10インチまでしか対応しておらず使えなくなった。
調べて、大きなタブレットもホールドできるものをみつけたが、よく見てみると、マイクスタンドの上にくっつけるようになっている。


ライブのたびに、そんな重い棒(マイクスタンド)を持ち歩くかい。
現場でいちいちマイクスタンドを調達するのも現実的でない。数に限りのあるスタンドをタブレットのために貸してくださいとは言いづらい。
どうにかして、今まで使っていた三脚型のタブレットホルダーにマウントできないものか。と、自宅にあるマイクスタンドと、三脚を見比べていたら、三脚型ホルダーの棒と、マイクスタンドの棒が同じ太さであることに気づきました。というわけで、ここからチェンジ。これで持ち歩きができるようになりました。ただ、マイクスタンドの棒はそれなりにヘビーウェイトなので、丸ノコで短くしてしまいましょう。

もう一つ、今まで使っていたウエストバッグにiPad Proが入らない。
いつも、楽器を背負って動くのですが、その状態で手が塞がるのが嫌で、いつもウエストバッグを前面につけて歩いていまいす。楽器を背負っていても、全力で走れる状態でいたい、転んだ時に手をつきたい。さあ、これはまだ未解決。昔、ノースフェイスのデイハイカーという、バカでかいウエストバッグを使っていたけど、あれはもう売ってないのかしら。楽器のソフトケースのポケットに入れるというのもアリなのだけど、長年、同じ重さのものを背負ってきていると、それにちょっとでも重量が加わると、違和感があるんです。


あとね、ページめくりをするのに、フットペダルも買って使っているのですが、チューバマンショーの時はこれが使いにくい。マスクのせいで足元が見えないんですよ、全く。

ピアニストさんのように、椅子に座っていれば問題ないんだろうけど、動き回るからねえ。動き回った挙句、見えないペダルの位置に戻ってくる、適切なペダルを踏むというのがとても難しい。これは、プレゼンテーション用なんかに売られている指輪型のリモコンが使えたらサイコーなのだけど、どうなのだろう。

今まで、大判タブレットを持っている人を見ると「いつぞやの肩掛け携帯電話みたいでどこかスマートでないなあ」なんて思っていたのですが、仲間入りします。