上の助空五郎ライブ@中津川マジョリカバンブーから長野へ移動してスパンコロイドのリハから本番を2公演というなかなかハードな日程。
朝イチで準備をしていたら、タブレットが無いことが判明。「探す」機能で確認すると昨日のライブをやったお店にあることがわかる。便利ですけども。。。どうしよう。こういうお店は夕方まで誰もいないことがほとんどである。
昨日のライブのやりとりの中で、ぐうぜんマスターの携帯番号のやりとりがあったのを思い出し、マスターに電話してみる。すぐに出てくれた。歯が無いマスターとの電話口でのやり取りは困難を極める。何を言っているかわからない。ライブ中によくバイト君に怒鳴り散らしているのを見ているので、はなからビビっている。
「14時くらいに取りにいきたいんですけど。。。」「あー誰もいないねえ」
というやりとりを繰り返す。その最後に「お店の外に出しておいてあげようか」と言ったのを聞き取ることができた。「大きいのと小さいのとあるから、小さい方」と言ったような気がする。「ポストじゃなくてね」とも聞き取ることができた。よし、これで大丈夫だろう。
午前中、大学でレッスンをした。大学でもタブレットがなくて往生した。ごめんよ。
空五郎くんを名古屋駅でピックアップ。タブレットのことを話すと少し嬉しそうな表情を見せたのが印象的であった。他人の軽微なトラブルというのはぼくも嬉しい。
お店に到着。マスターの言っていた「大きいのと小さいのとあるから、小さい方」というのがおそらく物置なんだろうと思っていたのだけど、店の周りが物置だらけだった。大きいの、ちゅうくらいの、小さいの、もっとちいさいの、さらに小さいの。おーい。探しても探しても発見できない。「探す」機能の音を鳴らす機能も働かない。
空五郎くんは、クルマの中で夜のライブの準備をしている。(今晩演奏する新曲のコードネームを書きだす作業)
30分ほど探して見つけ出すことができず、たまらずマスターに電話。より音声をクリアに聞き取るために、クルマの中に移動。クルマのスピーカーに接続して、空五郎くんにも聞いてもらうことにした。やはり道路に面した物置であることを確認。あれえ。100回探したけど。。。
空五郎君が探索に加わってくれて、すぐに紙に包まれたタブレットを見つけてくれた。やはりぼくは焦っている上に、マスターへの電話でビビッて視野が狭くなっていたのだろうな。空五郎君に感謝。
見つけてくれてありがとう!
高速で移動して、中津川の宿へ。ここで打ち合わせというか、弱音でリハーサルをする予定である。
クルマから荷物を降ろして、白い包みに入ったタブレットも降ろす。包みを開けると、紙の正体は某セクシー系ジャズピアニストさんのポスターで、「ああ、こういう売り方をする人は、こういうポスターを制作するのか」なんて、ちょっと悲しいような切ないような気持になった。が、問題はその中身であった。
ぼくのタブレットじゃない。
確かに、黒いケースに入っている。そこまではマスターに伝えた情報と同じ。画面を表示させると表記が英語だ。そして型がちょっと古くて大きい。見覚えがある。ドナルドギブソンのだ。今一度「探す」機能で、ぼくのタブレットの位置を確認してみる。まだ覚王山にある。。。
今やるべきことは、自分の楽譜が無い状態でどうやって今晩のライブをやるか。
見覚えのある。。。
ドナルドギブソンの焦り
ぼくの絶望
空五郎君に相談すると、やはり嬉しそうである。すぐに手元にある紙の楽譜を揃えて渡してくれた。あとは、口頭で「これできる?あれできる?」と言われるので、「10分もらえたらYouTubeで確認しておくよ」と答える。
マジョリカバンブーに入る。ちょっとした空き時間にドナルドギブソンに電話をしてみる。間違いがあってはいけないので、英語で丁寧に喋った。「タブレットのこと?」と。彼も「探す」機能でタブレットを探してみたら、中津川にあるのを確認していて、慌てていたようだ。今日明日は使わないが、なるべく早く送り返した方が良いとの方針を確認した。
彼のタブレットを譜面隠しの用途でステージ上に持ってきていた。その後も彼と細かなメッセージのやり取りをしていたが、そのたびにステージ上の彼のタブレットが通知音を出した。なんだかとても間抜けなことをしているな、わたし。
明日からのスパンコロイドの楽譜も、他のメンバーにコピーして持ってきてもらうことをお願いしておいた。
その晩のライブは、ずいぶんと愛のあるライブだったらしい。ぼくはいつも通り必死でついていくだけだったけど。手負いの相手のケガしたところを蹴ったりしないとか、そういうことだろうか。紙の楽譜を順番に並べるの、久しぶりでとても懐かしかったな。
結果、いいライブでした